Vol.2 「ムダな老化を防ぐ2つのサイクル」
こんにちは! 池袋 バランス力学整体院の山本浩一朗です。
春の気配が見えながらも、朝夕はまだ寒さを感じる日が多いですね。そして、春の花といえば「桜」。桜を見ながら散歩してみるのもいいでしょう。また1度も行ったことがない人込みの少ないエリアで、携帯端末等の電源をオフにして、ボーっと桜を眺めるのもいいですね。一斉に咲き、一瞬にして散りゆく桜の姿は、ただ自らの生命を全うする美しさを感じさせてくれます。私たち人間も一瞬一瞬をしっかり感じて、自らの生命を全うしていきたいものですね。
さて前回は、「人が成長していく3つのサイクル」をお伝えしました。「現実の問題から逃げて誤魔化すクセが出るときの私は、心身の状態がよくないサインだと思っています」「以前は整体に『癒し』を求めていましたので、当然のように症状は改善しませんでした」など、ご感想ありがとうございました。また、「人は3つのステージを繰り返すことで成長していくということですが、カラダにも当てはまりませんか?」といったご質問も。今回はその際にお話しした内容をお伝えさせていただきます。
人間のカラダが最も成長するのは、10歳~12歳といわれています。また、10歳~20歳頃に成人の身長と体重に達して成熟します。さらに、老化は徐々に進んでいく自然な変化の過程で、早くて18歳から始まるといわれています。また45歳以降から、多くの身体機能の低下などが徐々に表れ始めるといわれています。
私たち大人が健康的で充実した高齢期を過ごすためには、最適な加齢をしていくことが大切。健康でない状態は、人間の正常な生体機能がうまく働かなくなること。具体的には、自分を生存させるために必要な機能である筋肉・骨・血管が衰えていく状態です。自然な老化は仕方ないですが、現代人の習慣だとムダに老けていく要素が多いといわれています。例えば、運動しない、食事による適切な栄養が不足しているなど、様々なムダな老化の要因があります。
その中で今回は健康で活き活きと生きていくコツとして、「苦痛」と「回復」のサイクルを繰り返すことを挙げます。自分のカラダにとって「苦痛」ばかりだと過度に疲れますし、「回復」ばかりだと怠けてしまいます。だから、まず自分のカラダに苦痛を与えて刺激することで、適度に疲れさす。そして、十分回復する。このサイクルを繰り返すことが、ムダな老化を防ぐ1つの方法になります。
例えば、筋肉トレーニングだと分かりやすいですね。筋トレをすると辛いし痛いので「苦痛」。この「苦痛」ばかり続けていくと、逆に筋力は低下していきます。成長するスキがなくなり、ダメージだけが溜まり続けていきます。しかし、しっかり「回復」という休息を挟んであげると筋肉は成長しますので、そのサイクルを繰り返すことで筋肉は成長していきます。
これは人間の身体すべてに通じるものがあります。人間のカラダは、使わないものは衰えるし、使い続けると壊れてしまう。「動く」「休む」 どちらも大切。活動しないと人間のカラダは危機感を覚えない。ある程度のプレッシャーを与えないと、生体が反応しないので怠けてしまうのです。怠けだすと生存させるための機能が衰えていく、つまりムダな老化が加速しやすくなります。
逆にプレッシャーを与え続けても、ムダな老化が加速しやすくなりますし、カラダが壊れやすくなります。そのためか、アスリートには故障や病気がちな人が多いですね。「回復」を挟まないと成長もしないですし、不調を起こしやすくもなります。
体力的に個人差がありますので、その時々のご自身のカラダに相談しながら、「適切な負荷の運動」を見極めていく作業が重要になってくるでしょう。ただ、やりすぎか怠けすぎなのかはご自身では判断がしづらいので、専門家などに見てもらってアドバイスを求めるのもいいと思います。
また、人間の体の一部である脳も同じです。成長は「苦痛」ですが、適度なストレス(プレッシャー・緊張・危機感)を与えてあげることで、脳神経が発達して活性化します。しかし勉強ばかりしていると、休む暇なく情報処理できなくなるので、休憩を設けて脳が回復する時間を作っていくことが大切。脳で情報処理する大切な睡眠時間を削ると、勉強内容を覚えていないという経験を一度はしたことがないでしょうか。そういった意味でも、徹夜は最悪といえます。
また脳が覚醒するような活動は、休憩にならないです。現代では、仕事の休憩時間にスマホで中毒性が高いゲーム・SNS・メッセンジャーアプリなどをついついチェックしてしまい、「回復」どころか、より疲れている人が多いですね。これでは勤務時間が「苦痛」の連続になって、仕事に集中できなくなったりイライラしたりしやすくなるので、スキルアップ・成長は困難になりやすいです。脳が覚醒すると快楽やストレスは得られますが、脳機能の「回復」にはなりません。脳の「苦痛」と「回復」のバランスが崩れてどちらかに偏った生活を続けていると、うつ病などの精神疾患、認知症などの脳機能低下になる危険性が高まっていきます。
さらに、ご自身の考え方や価値観も影響してきます。まず考え方として、自分のことを若いと考えている人は、実際に体内年齢が若い傾向があります。また「老化は悪い」という考え方をしていると、ストレスが溜まりやすくなり、体内で炎症が起こりやすくなって、実際にムダな老化を引き起こしやすいという研究結果もあります。
自分のことを若いと思っている人の傾向の1つとして、新たなことを始めていることが挙げられます。例えば習い事、趣味などを新たに始めることで、脳に適度な負荷をかけている、言い換えると常に一定の苦痛を脳に与え続けているのです。未知のものに対して私たちは恐怖を感じやすいので、新たな挑戦をするときは苦痛。また「変化」には、慣れたやり方を捨てることなので「痛み」が伴います。ただ、新たなことを始めるときは苦痛を覚えやすいですが、その苦痛を通過すると喜びに変わっていきやすいです。
反対に慣れ親しんだことだけをしていれば安全ですが、ムダな老化が進みやすくなります。以前紹介した「ストレスは悪い」という考え方を持っていると、苦痛を伴う新たなことを始めるということを避けて億劫になりがちです。ただ「新しいことを始めなければ」と自分を脅迫することは、脳にとって過度なストレスになります。基本的には自分が少しでも興味あることをとりあえず始めてみることが大切です。
そして、自分がどのような価値観を持っているかを知っていることで、ムダな老化を防ぎやすくなります。つまり「生きがい」を持つことです。生きがいを持って生きるとは、自分の根っこの価値観をご自身が理解して、その価値観に基づいて何かしらの長期的な目標に向かって一歩ずつ進んでいる状態。言い換えると、自分にウソをつかないという感覚。価値観に基づいた行動ができていると、他人から見ると辛そうなことをしていても、ストレスが溜まりにくくなっていきます。
バランス力学整体院が扱う慢性的なカラダの不調の多くは、脳機能の低下が主因だと科学的にいわれています。慢性痛の原因は様々ですが、カラダに「苦痛」の時間が少なく、脳に「回復」の時間が少ないことも関係しています。具体的には、活動不足とデジタル機器による脳の覚醒。この2つの習慣は、密接に関係していますね。実際、日本でのインターネット元年といわれる1998年に腰痛人口は推定1000万人でしたが、15年後には3倍近い推定2800万人と厚生労働省が発表しています。
活動不足の解消方法の1つとして私がオススメしているのは、散歩の習慣。続けやすいのは、通勤時に歩くこと。出勤前に20分~30分程歩くことで、カラダに心地よい疲れと脳機能が活性化することで、仕事のパフォーマンスが向上しやすくなります。また退勤時に歩くことで、家に帰ってもご機嫌で過ごしやすくなります。さらに晴れた日は適度な日光浴になって、脳や骨などの衰え防止にもなります。
脳の回復時間不足には、意識してボーっとする時間を確保することがオススメ。スマホ・PCなどの電源を切って、ただボーっとする。無音だと落ち着かない人は、リラックスできる森や滝などの音を流してもいいでしょう。また、瞑想を習慣的に行う人もいます。トライアスロンなどの活動と瞑想で、「苦痛」と「回復」のサイクルを繰り返して、活き活きと過ごしている人もいますね。
そこまでする人は少数ですが、当整体院でも静力学と動力学の考え方を応用している「礒谷式力学療法」を採用。また、カラダに「苦痛」を与えるセルフケアを推奨しています。さらに脳の「回復」の方法として、ヒーリングベッドで瞑想状態を定期的に体感。瞑想の習慣がなくも、ヒーリングベッドでの感覚を脳が覚えて、日々の生活の中でも瞑想に近い状態になる人が多いです。
バランス力学整体院では、まず症状という「問題」と向き合うサポートを提供しています。最初は「苦痛」に感じる人もいますが、腹を決めて当整体院のプログラムを実践されて結果を出しています。さらに当整体院での経験を仕事や人間関係などにも応用されて、より充実した日々を過ごされているという喜ばしいご報告もいただいています。
自然な老化は避けられませんが、今後も長く健康で活き活きと過ごせる方法を一人ひとりに無理のない範囲でご提案して、皆さまの健康をサポートすることで、私自身の人生をより充実したものにしていきたいです。今後もご協力の程よろしくお願いします。
『あなたがいつまでも元気でありますように・・・』
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
池袋 バランス力学整体院
院長 山本浩一朗