池袋で結果が出ると評判の整体 バランス力学整体院

Vol.1 「人が成長していく3つのサイクル」

 こんにちは! 池袋 バランス力学整体院の山本浩一朗です。

 年が明けて1ヶ月ほど経ちましたね。バランス力学整体院は今年の2月22日で開院20周年を迎えます。20年続く企業・店舗は、全体の0.3%程だと言われています。1000の会社や店舗の中で、3社(店)しか生き残れない希少な確率のようです。これは当整体院をご利用されている皆さまのお陰としか言いようがありません。改めてありがとうございます!

 さて前回は、「変わりたいのに行動しない3つの理由」をお伝えしました。「確かに変わろうと決心したときは気持ちいいですね。快楽を得ようとしているだけのケースは多いかも」、「今の私には『どんな感情を味わう生活をしたいかで、行動が変わってくる』という言葉が響きました」など、ご感想ありがとうございました。

 また、「前々回のコラムの『人は「問題→変化→感謝」の3つのステージを繰り返すことによって成長していく』ですが、今の自分がどのステージにいるのか分かる方法はありますか?」といったご質問も。今回はその際にお話ししたことを基に、まとめてお伝えします。※前々期のコラム「2024.Vol.7」を参照

 人が成長していく3つのサイクル。まず「問題」のステージにいるケース。その状態で変化を起こしたり、感謝の気持ちを促したりしてしまうと、「誰も分かってくれない」といった孤独感に襲われてしまう傾向があります。話を聴いてもらいたい、気持ちを分かってもらいたいのに、他人から親身に解決策をアドバイスされると、お説教されているように感じたりして、「何にも分かってもらえない」と思ったりもします。このステージにいる人は、まず「問題」に向き合うことが大切。「問題」に向き合うことで、「癒し」を感じて前進します。

 次に「変化」のステージにいるケース。その状態で「問題」に向き合うことや「共感」を提供すると、変われない自分にイライラして自己否定に陥ったり、変われない怒りを他人にぶつけたりしやすくなります。例えば、カウンセリングに何回も通っても、話を聴いてくれるばかりで、気持ちいいけど少しも進展していないという状態になりやすいです。さらにカウンセラーを信頼しすぎると、依存的になるか、力を奪われたような気になり、活力がなくなって弱々しくなってしまいがち。また感謝を強要しても、お節介なだけで効果的ではありません。例えば「ありがとう」を連呼したところで、問題は解決しません。「ありがとう」と言うだけでいいというのは簡単ですが、「変化」のステージにいる時は、自ら行動しなければ成長しづらいです。

 そして、「感謝」のステージにいるケース。その状態で「変化」する方法を提供すると、いつまでも満足することがなく、際限のない欲望に振り回されることになりやすいです。目的なく刺激を求めている人、セミナーなどで過度に気づきを求めている人は、このケースですね。また「共感」を提供すると、イタズラに時間が過ぎていきます。「感謝」のステージにいる人が、「共感」や「変化」を求めると、どこまでいっても満たされることはありません。その人に必要なのは、今ある幸せに気づいて「感謝」することなのですから。

 このように、「問題」「変化」「感謝」のどのステージでつまずいて留まっているかによって、そこから抜け出すための方法はまったく異なります。ただご質問いただいた通り、どのステージに留まっているのかは、なかなか自分では分からないものです。では、どうすればいいのか? 3つのステージから抜け出す方法をすべて実践すればいいです。「問題」と向き合って癒しを得る。「変化」を起こすために目的を持って行動する。今ある幸せに気づいて「感謝」する。そうすることで、自分がどのステージに留まっているのか分かりやすくなります。もちろん自分では分かりづらいので、客観的に他人にみてもらうのもいいでしょう。

 しかし世の中のサービスの多くは、1つのことだけ提供されているケースが多いです。例えば、カウンセリングでは「共感」「癒し」しか提供されず、自己啓発などのセミナーでは「変化」だけを目的とし、宗教では「感謝」「許し」しか提供されていない場合が多いです。当整体院のような治療院業界では、「共感」的なものだけを提供しているケースがほとんどです。治療家の先生に「自分の辛さを聞いて分かってほしい」という患者さんに、「問題」に向き合うことなく、「共感」を提供することで、患者さんの満足を得るといったサービスが主流になっています。これではカラダの症状という「問題」のステージに留まり続けてしまって、症状が改善することが難しくなっています。

 実際、症状が改善しなくても一時的に症状を和らげるために、施設を利用している人が多いです。だから治療家の先生に依存的になったり、「ゴッドハンド」を探し続けたりして、「問題」が解決しないケースが多いです。また、そのような環境に影響されてか、「ゴッドハンド」と呼ばれて依存されることに喜ぶ治療家も多いようです。

 そして、日本で慢性的なカラダの悩みの大きな問題は、改善方法を知らないこと。多くの人の症状が根本的に改善しない最大の理由は、「知らない」だけ。ダイエットは知っていても「実践していない」ケースが多いですが、慢性症状は努力不足というより知識不足。ただ日本では慢性疼痛に対して医療制度が整っていないですし、間違った情報を信じている医師などの専門家も多い状況ですので、患者さんが知らないのは仕方ないことだと私は思っています。

 そのような状況の中でバランス力学整体院のプログラムでは、体験コースで症状という「問題」に向き合い、タイプ別コースでカラダに「変化」を起こす行動をして、アフターケアコースでご自身のカラダに満足して「感謝」するというステップを基本的には踏んでいます。もちろんアフターケアコース中でも、症状としてはそれほどではなくても、人間関係などの「問題」をカラダで表現されることもあります。その際は今ある「問題」に向き合うサポートをさせていただき、さらなるステップアップのお手伝いをさせていただいています。

 私たち人間は生きていく中で様々な「問題」に直面しますが、全体的には日本人の多くは「感謝」のステージでつまずいている人が多いようです。以前もお伝えした、今は何も目的なく生活しているという状態の時です。この状態になっているときは、今の社会や生活にほぼ不満がない状態。今の生活に満足しているから、何か変えたいという目的を持てない。そんな状態の時は、不満がない普通の生活にありがたさを感じる、つまり「感謝」することを意識すると幸せを感じやすくなります。

 ただ不満がない生活は刺激が少ないので、刺激的なニュースや他人のSNSなどを見て不満を探す人もいます。ご自身が満足していることに気づくこともなく、ただ文句や愚痴を言って自ら幸福度を低下させて、苦しくなっていきます。そのときに「感謝」をしっかり味わえば、次のステージに進めます。

 もしかすると、新たな「問題」を避けるために、無意識に不満を探して、「感謝」のステージに留まって苦しんでいる人が多いのかもしれませんね。海外から見ると、日本人のクセとして、「イヤなことについては考えないこと」を挙げる人がいます。だから当然のように議論を避ける傾向がありますし、それ以前に「問題」に向き合うこと自体を必要以上に恐れる傾向がありますね。

 私たちは苦痛や問題から目を背けようとしてしまいがちですが、無視すればするほど回復は遅れます。それどころか事態が悪化してしまうこともあります。「感謝」のステージをしっかり味わって、次に襲ってくる苦痛に意識を向けて、「問題」に向き合うことが大切になっている人が増えているように見えます。

 その点、バランス力学整体院では皆さまのカラダの状態をカンニングして、「問題」をカラダで表現されているか確認させていただいていますので、各ステージに留まりづらくなっています。もちろん次のステップに進みたくない要望があれば、当整体院の価値観に基づいた私の希望をお伝えしたうえで、ご本人の選択にお任せしています。多くのケースは次のステージに進まれていますので、「人間関係がよくなった」、「仕事を上手く進められるようになった」、「生きやすくなった」・・・・・・など、ありがたいことに非常に喜ばしいご報告をいただいています。

 また先述した通り、多くの人が治療院に「共感」や「癒し」を求めているニーズが高い風潮の中、当整体院が20年も続いているのは奇跡だと思います。私個人として20年間を振り返ってみると、多くの素敵な出逢いに恵まれ、私の未熟な部分に気づかせていただいたり、成長させていただいたりして、そこから得られた沢山の気づきや学び、そして貴重な体験があり、その全てを通して今の私があると思います。皆さまからの思いやりや温かい励ましなどに支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。バランス力学整体院は皆さまがより健康で幸せに生きていけるキッカケになれるように、さらに進化していきますので、今後も引き続き応援していただければ、とても嬉しいです。

 『あなたがいつまでも元気でありますように・・・』

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

池袋バランス力学整体院
院長 山本浩一朗

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