池袋で結果が出ると評判の整体 バランス力学整体院

Vol.8 「幸福度を高める3つの戦略」

 こんにちは! 池袋 バランス力学整体院の山本浩一朗です。

 2025年も残りわずかになりましたね。大晦日にお寺へ、正月に神社へ行かれる人も多いかと思います。ただ人気スポットは混み合っていますので、人混みが苦手な方は今年中にお礼参りに行かれることをオススメします。

 この1年、嬉しいことだけではなく、苦しいこともあったと思いますが、ただ無事に生きていること、生かされていることに感謝の気持ちを伝えるのです。そうすると、自分の気持ちがよくなっていきますね。逆に眉間にしわを寄せて、現状の不満をベースに願い事をすると、自身の気分が悪くなります。神社仏閣では、自分がご機嫌になるように工夫して参拝しましょう!

 さて前回は、「マジメな人ほど成果を出しづらい理由」をお伝えしました。「自分がマジメだと信じていたときは他人が問題だと思っていましたが、他人に見つけた問題を自分の問題として捉えられるようになって、カラダだけでなくココロもラクになりました」、「解決不可能な理想論を問題にするクセがあって苦しんでいましたが、ココに来て現実的に解決可能なことを問題にするようになったので、発見した問題が解決に向かうように変わってきました」・・・など、ご感想ありがとうございます。

 問題発見力は鍛えるというより、自ら問題を発見する能力が高い自分の中の「問題児」的な部分に対して、必要以上に抑圧しないことも重要だと思います。また、「ココの価値観である幸福度の向上ですが、そのために先生自身が普段大切にしていることは何ですか?」といったご質問も。この件は過去にお伝えしたこともありますが、今回は「幸福度を高める3つの戦略」としてまとめました。

 まず幸福度を高めるためには、幸福な人生を目指さないことです。幸せになろうと思えば思うほど、「今の自分は幸せではない」という認識が強くなるから。またある研究では、「幸せは人生の方向性に対する満足度」と定義されています。長期的に人生の意義を感じられるかどうかがカギだと。自分の価値観に基づいた「人生の意義」を意味づけて、意義を感じられることに没頭したときに、幸福感はたまたま生まれる「おまけ」だと。

 加えて、不幸を避けることが大切。科学が発展した現代でも「何が人間を幸せにするのか」を完全に言い表すことはできていません。しかし人間の不幸な状態はある程度特定できますので、その状態を避けることさえできれば、幸せを感じやすくなっていきます。

 不幸な状態の例は、貧困、悪い住環境(騒音・悪臭・汚染など)、各種依存症(麻薬・アルコール・ギャンブル・SNS・ゲームなど)、不安定な人間関係(孤独・共依存・恋愛依存・関係の悪い結婚生活・被害者意識が強い人との付き合いなど)、慢性的な不調やストレス(不眠・うつ・疼痛など)・・・。幸せを求めるのではなく、不幸な状態を避けて、自分が意義を感じられることに没頭することで、幸福を感じやすい人生になりやすいです。

 2つ目は、自分の機嫌は自分で取ること。「不機嫌は最大の罪」は文豪ゲーテの言葉。不機嫌な態度が自分だけでなく広範囲に悪影響を与えるため、窃盗や殺人より重い罪だと。自分の気分が悪くなったときに他人に機嫌を取ってもらおうと待っても、ほぼ何もしてくれません。自分で解決できることは、なるべく行動に移すことが大切だと私は思います。

 例えば、私はゴミが散らかっている状態を見ると、少し気分が悪くなる傾向があります。だから不機嫌になる前に、無理のない範囲でゴミを拾うようにしています。これは、自分の気分を害したくないだけのワガママな行動。店舗であれば、私がゴミを拾うことで迷惑に感じる店員さんがいるかもしれませんが、構わず行動します。

 またニュースやSNSなどの情報に触れると不機嫌になる傾向がある人は、そのような情報に最低限しか触れないようにマイルールをつくって習慣化する。このように自分の不機嫌を放置せず、対策することは大切です。

 また幸福を感じやすい状態として、「感謝」が挙げられます。実際に感謝することは幸福感・満足感を促進し、不安・不満・ストレス・うつ状態を減少させることが研究で示されています。感謝の気持ちは、「有り難い」と認識したときに湧きやすい感情。反対に「当り前(当然・常識)」と認識したときには、不平不満・恨み・悲しみの感情が湧きやすいもの。この人間の性質を利用して、私は自分が気分よく過ごす時間を増やすために、感謝の時間を作るようにしています。

 オススメは食事の時間。日本で暮らしていると、食事をすることは「当たり前」だと思いがち。日本では年々人口が減っていますが、世界では2011年に70億人を超え、今年は82億人を突破。そのため自国で食べられない人が多くなったことが1つの要因で、他国に移る人が増えています。そんな中、作物を何も作れない私が食べられることは、本当に「有り難い」こと。さらに有り難くいただくことで、食事がより美味しく感じやすいので一石二鳥です。

 「ゴミ拾い」や「感謝」は道徳的・人間的な評価は関係なく、ただ自分がご機嫌でいるために実践し習慣になりました。以前お伝えした、人は「問題→変化→感謝」の3つのステージを繰り返すことで成長していくが、好環境にいる日本人に「感謝」のステージに留まって苦しんでいる人が多いのは、無意識に新たな「問題」を避けるために、不満を探しているからだと。新たな「問題」というステップに進むためにも、感謝の時間を増やすことは有効です。

 最後は、自分に苦痛を与えること。現代では「好きなことだけをすべき」といった考え方が好まれやすい風潮。しかし近年の多くの研究で、この考え方は逆効果になる可能性が高く、苦痛によって人生の満足度が向上する現象が示されています。これは人間の脳は不快な感情を抱くほど、心地よさをより強く認識できる性質があるから。

 例えば登山家は、「あえて険しいルートに挑む」という骨の折れる行為自体に価値を見いだし、困難だからこそ達成時の喜びが大きいと。楽しいことでも同じ体験が延々と繰り返されれば、やがて喜びを感じづらくなります。これは人間の脳が「同じ刺激には少しずつ反応を減らす」という性質を持つから(逆にいえば同じ刺激に飽きる能力を持てたから、人類は今の繁栄を手にできたといえます)。私たちは苦痛を経験しない限り、充実感を得られない生き物なのです。

 ただ意味のない苦痛を積み重ねても、心をすり減らすだけ。「なんのために苦しむのか」という視点が必要。哲学者ニーチェの「生きる意味を持つ者は、どんなことにも耐えられる」という言葉がありますが、人生の意義なく快楽を得るために無意識に苦痛を感じようとすると、人のせいにして被害者意識が高まるなど幸福度が低下するだけになりがちです。

 また別の研究では、人が感じる喜びを「快楽(楽しさ・心地よさ)」と「充実(意味・成長)」の2つに分類しています。例えば、「温泉」などの活動は「快楽」が満たされた状態、「困難なプロジェクトに取り組む」などは「充実」が満たされた状態。研究では「快楽」は一時的にストレスを減らしたが、その効果は数日で消えたのに対して、「充実」は一時的にストレスを増やしたが、その後3ヶ月間にわたって人生の満足度が高くなったとのこと。楽しさを追うだけでは長い充実感を得られず、満足した人生にはつながりづらいようです。

 また、この研究では、「充実しているが快楽のない人生」の方が、「快楽がある充実しない人生」より満足度が高い傾向がみられたとのこと。人間が深い幸福感を得るには、「苦痛」と「意味」がセットで不可欠だと。もちろん、目の前の快楽を追うのは悪いことではないですが、それだけに偏ると快楽と充実のバランスが崩れて、やがて生きている実感が失われかねないでしょう。

 バランス力学整体院が扱う「慢性的なカラダの不調」は、不幸な状態です。その状態を排除するためには、悩んでいる症状を治すことを追求しないことが重要。またご自身の機嫌を取れる簡単なメニューも提供しています。さらに今まで誤魔化したり隠したりしていた、ご自身に不都合な現実と向き合うという「苦痛」を2人3脚でサポートさせていただいています。

 20代後半の私は、「ポジティブであれば人生はうまくいく」の風潮に乗っていました。喜怒哀楽は人間の自然な感情なのに、いわゆるネガティブな感情を切り捨てようと努めていると慢性痛に苦しみ、私の生活の質は低下していきました。ネガティブな感情に向き合うという意味のある苦痛が、不足した結果なのでしょう。

 バランス力学整体院では症状が消えたという瞬間的な「快楽」を追求するのではなく、慢性的な不調を作りづらい「満足感が高い生活」を追求しています。その結果、当整体院で症状の改善だけでなく幸福度が高まっている人が多く、「より幸せを感じられるようになりました」、「ココに来て人生が好転しました」といった声をいただいています。皆さまから私に感謝の気持ちを伝えていただいていますが、その気持ちが私にとってはありがたいことです。

 今後も皆さまがより幸福を感じやすい体質になっていくことで、私の人生の充実感も自然に高まっていくだろうと思っています。来年も引き続き応援よろしくお願いします。

 『あなたにとって2026年が素敵な年でありますように・・・』

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

池袋 バランス力学整体院
院長 山本浩一朗

トップへ戻る