池袋で結果が出ると評判の整体 バランス力学整体院

Vol.3 「あなたが大切にしている価値観を探る3つの方法」

 こんにちは! 池袋バランス力学整体院の山本浩一朗です。

 GW中だと思いますが、いかがお過ごしでしょうか? さて今年の3月末に米フロリダ州で、14歳未満のSNS利用を禁止する規制法が署名されました。「知能が発達段階の未成年を中毒性の強い技術から遠ざける必要がある」とのこと。米国の一部では、SNSはアルコールと同じように麻薬扱いされていて、昨年から他の州でも州法を成立する動きがあります。ただ私たち大人もアルコールやSNSなどの合法ドラッグで脳が破壊されて、「アルコール性認知症」「スマホ認知症」などの状態になって、メンタルに問題を抱える人が増えています。

 現代では過度に何かに依存的になる人は、興奮や期待感だけ味わって、実際に変化するための行動からは逃げる傾向があります。それが、楽で気持ちいいから。このようなドーパミン的な興奮は、欲望を刺激するだけで幸福感を得ることはできません。それどころかドーパミンが大量に放出されると、欲しくなったものを何が何でも手に入れなければ気が済まない状態になり、依存的になります。GWに特に予定がない人は、一時的な興奮で心地よくなるのはほどほどにして、大切な人や自然と触れ合っていくことをオススメします。

 前回のコラム『あなたにとって大切な価値観は?』では、ご自身の価値観を理解して生活した方が、人生が充実しやすいタイプかどうかなどをお伝えしました。「就活のとき価値観を考えましたが、それは採用されるための価値観。自分の価値観はココにきて大切にするようになりました」「好きなことを最優先にすると、物事がうまく進まないという内容が分かりやすかったです」など、ご感想ありがとうございました。

 また、「社会や親が思う『マジメ』を基準に生きてきたので、コラムの通り自分がやりたいことが何か分からない状態です。大切な価値観の見つけ方を教えてください」と。もちろん、誰にでも当てはまる万能薬のような方法はありません。ただ前回、「ご自身が大切にしている価値観の探し方の1つとして、『自分にとって、一番大切なことは何か?』『今でなければ、できないことは何か?』と質問してみるといいかもしれません」とお伝えしましたが、この質問は直接的なので、答えが出てこなかった人もいたと思います。そこで今回は間接的な質問で、ご自身が大切にしている価値観を言語化して理解する3つの方法をお伝えします。これからお伝えするすべての質問に対する回答をメモした方が効果的ですので、よろしければご用意を!

 まず1つ目として、次の質問をご自身にしてください。「尊敬する人は誰?」(尊敬する人がいなければ、尊敬するキャラクターでも構いません)。尊敬する対象が定まったら、「その人のどんなところを尊敬しているのか?」と自問してみましょう。あなたが尊敬している人は、あなた自身の価値観を反映している人の可能性が高いです。尊敬する人が複数人いれば、それぞれのどんな部分を尊敬しているのか挙げてみましょう。すべての人に共通する価値観が見つかれば、それがご自身にとって大切な価値観です。

 例えば、私はこのコラムで何度か紹介している私の祖父を尊敬していました。その祖父の尊敬しているところは、「飾らない」「おおらか(精神的に余裕がある)」「信頼感がある」「偉ぶらない(人と対等に接する)」といったところが挙げられます。さらに「飾らない」を具体的な行動として挙げると、「自分を偽る(見栄を張ったり、卑下したりする)ことなく、等身大の自分で相手に気を遣わせないように接する」「無理に相手に合わすことなく、自分の言葉でハッキリ意見を伝える」と表現できます。

 注意点は、尊敬する人が「やっている職業」は関係ないこと。その人とご自身の「やりたいこと」は違うから。また、「憧れ」も違います。例えば私が祖父のように、「尊敬される人・信頼される人になりたい」と思っても、尊敬されたり信頼されたりするのは他人がすることなので、自分ではコントロール不可能。また、祖父は私が育った田舎町では多くの人に尊敬されているように感じましたが、違う町や違う時代だと他人の評価は違ったと思います。私が挙げた「信頼感がある」は、自分を含む人との「信頼」を私が大切にしているということになります。

 2つ目の質問は、「子供に(もしくは子供がいたとしたら)、『このように生きた方がいい』とアドバイスしたいことは?」。子供だとピンとこない人は、後輩や若い人でもOKです。この質問に明確に答えられれば、ご自身が大切にしている価値が分かると思います。特に若い世代に伝えたいことがない人は、「人にどんなお節介をすることがあるか?」と質問してみてください。頻度が高いお節介にも、ご自身が大切にしている価値観が反映されているケースが多いです。

 3つめの質問は、「今まで自分はどんなことに苦しんでいたか?」。苦しんだ経験を挙げることができたら、「その苦しみをどのようにして解決したのか?」と質問してみましょう。動物が行動を起こす動機づけは2つだけ。「もっと気持ちよくなりたい」「苦しみや死から逃れたい」。苦しみが大きければ大きいほど、私たちはそこから逃れるために行動を起こします。そして行動を起こしたことで、人生が大きく好転する傾向があります。ですので、苦しみを解決した経験がわかると、自分が気づいていない価値観を見つけやすくなります。

 さらに上手くいく秘訣を明らかにできれば、同じ悩みを抱えた人たちの大きな助けにもなる可能性がありますし、その人たちをサポートする仕事に意欲が高まることもあるでしょう。自分が大切にしている価値観を探していると、自分でも気づいていない「なりたい自分」が見えてくることもあります。逆に「なりたい自分」と思っていたものは、自己否定から思い描く「現実の自分」とかけ離れた「憧れ」や「不安」だと気づくこともあるでしょう。

 もちろん、一人ひとりがいま大切にしている価値観は、ご自身にとって絶対的なことではありません。あくまで現時点での大切な価値観です。前回お伝えした通り、「好きなこと」は時代や環境でコロコロ変わるものですが、大切な「価値観」や「やりたいこと」も環境によって変わります。例えば、仕事。いま私が提供していることは、ある意味「社会の穴埋め」をしているだけです。
 
 慢性的なカラダの悩みは、日本の通常の医療ではほとんど対応していません。一部の人が対応できるように働きをかけていますが、なかなか変わりません。その理由に考えられるのは大きく2つ。1つは、慢性的なカラダの悩みを解決するのは手間がかかるから(日本の医療システムが対応するような体制ができていないから)。もう1つは、多くの患者さんが望んでいないから。慢性的なカラダの悩みの多くは、精神的な苦痛をカラダの症状にして紛らわしている状態ともいえるので、無意識にご自身が隠している精神的な苦痛などをわかりたくもない気持ちにもなりやすいでしょう。様々な要因で、慢性的なカラダの悩みが解決しづらい環境になっています。

 このような日本の環境の中で、私はその「穴埋め」をさせていただいています。ただ私がやっているようなことが常識になって、医療で提供される体制が整ってくれば、私は自分が大切にしている価値観や自分が得意なことに基づいて、違う「穴埋め」をやっていくでしょう。私たちは生きているなかで、環境は日々変化していますし、カラダも日々変わっていき、やがて死にます。同じように大切な「価値観」も少しずつ変わっていくのが自然です。特に大きな環境の変化、例えば大震災やコロナ禍で価値観が変わったという人はいますね。ご自身の価値観に固執しすぎることは不自然で、不健康なことでもあります。

 バランス力学整体院が扱う「慢性的なカラダの悩み」では、多くの人が悩みを解決した状態に「憧れ」を持っているケースが多いです。私も慢性的なカラダの症状で悩んでいたので、理解できます。この状態だと、「ツラいのがイヤだ」という気持ちにエネルギーを使うことに疲れて、悩みを解決するための行動を取りづらくなっていく傾向があります。そうならないためにも、当整体院では「カラダの慢性的な悩みを解決して、どのような状態になれば嬉しい?」といったような質問をしています。

 さらに、一人ひとりの生活の質と幸福度の向上に貢献し続けるようにサポートしています。ただ私のこの姿勢は、カラダの症状だけを取りたい人にとっては、大きなお節介ですね(苦笑)。バランス力学整体院の価値観に私がこだわりすぎれば、ある人にとっては迷惑な対応になります。プログラムを経験すれば、当整体院のようなアプローチをしないと悩んでいる症状が解決しづらくなることが理解できますが、科学的でない一般的な情報にしか触れていない人にとっては、お節介に感じられることがあることは、ある程度は仕方ないことだと思います。

 また、無意識にでも長年に渡って続けてきた生活習慣は、健康に悪影響だと分かっても変えたくないものです。その生活習慣で、今日まで生き残っている実績があるので。そんな環境の中、ご自身の生活習慣と向き合って習慣を変える行動をして、慢性的なカラダの悩みを解決した皆さまは、素晴らしいと思っています。私自身は、皆さまのおかげで充実した日々を送らせていただき、ありがい気持ちでいっぱいです。今後もバランス力学整体院は、私を含め皆さまの生活の質が向上するようにベストを尽くしていきますので、引き続きお付き合いいただければ嬉しい限りです。

 『あなたがいつまでも元気でありますように・・・』

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

池袋バランス力学整体院
院長 山本浩一朗

トップへ戻る