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Vol.4 「脳の機能低下を防ぐ5つの習慣」

 こんにちは! 池袋バランス力学整体院の山本浩一朗です。

 今年の夏至は6月21日。北半球においては、1年で最も昼の長い日ですね。特に北欧では大切な節目の日だと考えて、イベントをする風習があるようです。しかし日本の夏至は、祭りもなく、祝日でもないですね。昼が長いといっても、日本では梅雨の時期なので、実感がないのかもしれません。昔の日本では農業の繁盛期であったこともあり、地域によっては旬の農作物をいただく風習が今も残っているようです。旬の野菜や果物など自然の恵みをいただいて、祝日のない6月に夏至のイベントをしたり、あじさいを見に出かけたりするのもいいですね。

 さて前回は、『自分の能力を発揮する3つの方法』を紹介させていただきました。「凡人の能力の発揮の仕方がわかりやすくタメになりました」、「確かにヒーリングベッドを続けてから、精神的に安定しただけでなく、好奇心旺盛になりました」など、今回もご感想ありがとうございました。また、「脳の性能を高める方法が、とてもよかったです。逆に、脳の性能を下げる方法はありますか?」といったご質問も。今回はその際お伝えした、「脳の機能低下を防ぐ方法」を紹介します。

 脳の性能を下げない方法は、実はすでに違う形でこのコラムでお伝えしています。簡単に言えば、「動く」「寝る」「食う」。まずは「動く」。私たち人間の脳は、カラダを動かさないとうまく働かないように基本的にはできています。わかりやすいのは、認知症。脳の病気である認知症の予防には、運動が効果的です。ただ「運動」といっても、激しい運動は不要。歩く習慣があるだけで、脳は働きます。認知症大国といわれる日本ですが、座っている時間が一番長いのは日本人という調査結果もあるほどです。日常的に動く習慣が、記憶・認知といった脳の機能の低下を防ぎ、精神の健康にもつながっていきます。

 次に「寝る」。「ショートスリーパー」といわれる突然変異的な遺伝子を持つ人でない限り、8時間前後、最低でも7時間ほどの十分な睡眠をしないと、脳は正常に働かないようにできています。例えば受験に睡眠不足で臨むと、前日にやったことさえも忘れてしまいがち。言葉は悪いですが、睡眠が足りないと「バカ」になります。その結果、冷静な判断ができなくなり、愚かな行動をする傾向があります。例えば、目の前の報酬や快楽に飛びつきやすくなります。深夜の通販番組の売上が好調なのも頷けますね(笑)。また、日本とお隣の韓国は世界一を争う睡眠不足国で、自殺率も世界トップクラス。文化的な背景もあるので、睡眠不足だけが原因ではありませんが、主因の1つといわれています。

 最後に「食う」。私たち現代人は食物が足りているのに、栄養不足の人が多いです。しっかり栄養を摂ることで、がんの予防にもなるといわれています。現代日本人が特に足りないといわれているは、水溶性食物繊維。食物繊維は、「第2の脳」といわれる腸の働きを助けます。また腸は神経伝達物質を装備しているため、脳への幸福感を調節したり、意志決定プロセスに影響したりしているようです。

 またビタミンDも脳が正しく働くために、欠かせない必須栄養素。しかし私たち現代人は、太陽の光を浴びない生活習慣を持っている人が多く、不足しがち。ビタミンDは食事から大量に摂取するのが難しい栄養素なので、野外に出る機会を増やすことが大切。晴れた日であれば、30分ほどの日光浴でメラトニンが分泌し、ビタミンDの量が健康レベルに保たれます。

 だから30分ほどの散歩は、脳の性能を保つのには効果的。また早歩きなどで適度にカラダを動かすことで、肉体的に心地よい疲労感を覚えて入眠しやすくなります。例えるなら、私たちの脳は車と同じ。適度に動かして、しっかり休ませて、適切な燃料を入れることで、車の性能を維持しやすくなりますね。

 また先述した通り、カラダを動かすことや必要な栄養を取り入れることが認知症やがんの予防になりますが、病気になってしまうと効果は低いです。特にがんを患ってから食事療法を行う人もいるようですが、治療効果は低いので補助的にされた方がよいと思います。車も故障したらメンテナンスしても直らないので、修理するのが賢明ですね。

 やはり、日頃からのちょっとした生活習慣が大切。コツとしては健康のためにするのではなく、無理なく日常のルーティンに組み込むこと。当整体院でも、朝の通勤を電車から可能な範囲を徒歩に切り替えたことによって、心身の健康や仕事のパフォーマンスがさらに高まっている人がいます。

 そして、ストレス社会といわれる現代。私たち現代人が脳の機能を低下させないために大切なのは、ストレスとの付き合い方。まずはストレスの考え方。「ストレスは悪い」と信じていると、つらいことは避けて、何も行動しなくなりがち。そうなると無力感にさいなまれる頻度が、多くなっていきます。また精神的な余裕がなくなり、特に行動していないにもかかわらず「忙しい」「時間がない」と感じて、他人のことを考える余裕もなくなる傾向があるようです。これでは脳の機能は低下しますね。

 さらにストレスの対処の仕方によって、脳の機能を低下させている人は多いです。脳の機能を低下させる対応は、大きく分けて2つあると私は考えています。まず日本人に多い一般的なパターンは、ストレスから逃げる、または固まる。言い換えれば「我慢」。ストレスに対して感情を抑え込んだり、何もなかったようにごまかしたりして無視している状態。ひと昔の日本では、「マジメ」「いい子」にみられやすかった対応です。過度に協調性を重んじるあまり、事なかれ主義になりやすい傾向があります。
 
 また「我慢」の文字の通り、我の慢心。心の中で他人を見下すようになります。「あの人に言ってもバカだから仕方ない」と、その場をやり過ごすことが多くなりがち。反対に他人を上に見過ぎることもあり、対等な人間関係を築きにくい傾向があります。そして物事に対して、他責的になりやすいです。心身の状態が悪くなると、他人に対して恨みや妬みを強く持ちやすくなります。ストレスに対してこのような対処を過度に続ける人はがんになりやすいタイプ、バランス力学整体院で扱う症状では腰痛になりやすいといわれています。もちろん絶対ではないですが、科学的統計ではその傾向があると警鐘を鳴らしています。

 もう1つのパターンは、ストレスと闘う。言い換えると「頑張る」。ストレスに対して何が何でも乗り越えてやると、強い意志で立ち向かって闘っている状態です。とてもパワーがみなぎっていているように見えます。アスリートに多く見られるタイプですね。過度に誠実性を重んじるあまり、自分の限界を超えてオーバーワークになってしまう傾向があります。

 また「頑張る」の語源の通り、我を張って、つまり自分の意見を強く持って、あることを成し遂げようと困難に耐えて努力します。以前の日本では、「ジコチュー」「わがまま」にみられやすかった対応です。そして物事に対して、自責的になりやすいです。心身の状態が悪くなると頑固になり、さらに追い込むように自分を責めます。ストレスに対してこのような対処を過度に続ける人はうつになりやすいタイプ、慢性痛では首痛になりやすいという研究結果があります。

 もちろん、どちらのタイプがいいというわけでもありません。ストレスに対しては、ただ受け入れる。苦しさなどを淡々と眺めてそのまま味わっている人が、精神的に余裕があり、人助けもしている傾向があります。また、身の危険がない「安全なストレスは成長の機会」と考えていると、自らの成長につながる行動をしやすくなります。

 今回紹介した「動く」、「寝る」、「食う」、「ストレスの考え方」、「ストレスの対処法」。これらすべて、バランス力学整体院が扱う慢性的なカラダの不調に関係しています。以前紹介しましたが、私は協調性が低めで誠実性が高い性格。20代までは睡眠時間を削ってパワフルに活動していました。あの状態を続けていたらうつになったり、愚かな行動をしたりしていたのかもしれません。それを防いでくれたのは、自分のカラダ。激しい首の痛みで、心身の限界や危険を教えてくれたのです。ありがたいことに、カラダはいつも私の味方です。

 ただ、一人で自分の生活の質を下げている行動や考え方を変えていくことは困難。そんなときは、他人の視点を入れた方が簡単。具体的には、誰かに相談すること。私もそうしました。一人で悩みを抱え込まないで、シンドイときほど、勇気を持って相談することをオススメします。

 その点、皆さまはカラダの不調で当整体院に相談に来られただけでなく、アフターケアでさらなる「心身の健康の向上」を目指している人が多いです。特に感じるのは、皆さまのカラダをみる私の視点を活用して、自分の頭で考えてもわかりづらい新たな気づきを得ようとされているケース。新たな気づきを得るということは、いま自身が採用している考えを否定することでもあります。それでも、自身の固定観念が心身に影響を与えるという「痛み改善プログラム」での実体験を活かして、カラダの状態の維持だけでなく、現時点の自分の生活に不要な考えや思い込みに気づいて手放すことで、より質の高い人生を歩もうとしている姿は素晴らしいです。

 今後も皆さまが望む状態に応えられるように、なるべく相談しやすい環境をつくって、私が一人の人間として皆さまと向き合い、互いに協力していきたいと考えています。そのためには皆さまの応援が力になりますので、引き続きよろしくお願いします。

 『あなたがいつまでも元気でありますように・・・』

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

池袋バランス力学整体院
院長 山本浩一朗
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