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2024年ばらんすだより

Vol.2 「あなたにとって大切な価値観は?」

2024-03-21

 こんにちは! 池袋バランス力学整体院の山本浩一朗です。

 この季節の花といえば、「桜」ですね。日本人が桜を好きな理由は2つあると考えられています。1つ目の理由は、桜は春の到来を象徴する花だから。四季がある日本では、寒い冬が終わり、年度が変わって様々な物事がスタートを迎える春は心躍る季節。桜が満開になると、心躍る季節の訪れを実感できることが挙げられます。

 2つ目の理由は、はかなく美しい花だから。桜は長くても2週間程で散ってしまいます。一斉に美しく咲いて、一瞬にして散りゆく様は、日本人の心に訴えかけるものがあります。それは、昔から日本人は「生命のはかなさ」に美学を感じていたから。「短い人生の中でも、輝きを示すように生きていこう」といった日本人の人生における価値観や死生観を、桜が表しているともいわれています。私たちも自分を輝かせるように一瞬一瞬にベストを尽くして、自らの生命を全うしていきたいですね。

 さて前回は、『過去の記憶を未来に活かす方法』をお伝えしました。「以前は過去に向けて原因や答えを探していたので苦しかったけど、ココで未来に向けて質問する習慣が身について、ラクになりました」「症状で苦しんでいたときは、深く理解できていなかったので復習になりました。特に掃除の例が分かりやすかったです」など、ご感想ありがとうございました。

 また、「どういう未来を生きたいかという目的・価値観などが大切だとは私も思います。でも一方で、『そんなものはいらない』という著名な人もいます。どっちがいいのでしょうか?」といったご質問も。今回はその際にお話ししたことを、お伝えさせていただきます。

 このコラムで何度かお伝えしている、人生の意味・目的といった「価値観」。私自身はそのような価値を持っていた方が、生きやすくなるタイプだと思っています。しかし、持たなくてもいい人もいます。そのようなタイプの人は、発達障害気味の人が多いです。著名な人の中に、そのような傾向がある人が多いといわれています。その中でも、特にスタートアップ(革新的なアイデアで短期的に成長する企業)の創業者は、その傾向が強いです。日本では注意欠如多動性(ADHD)っぽい人が多く、アメリカではイーロン・マスク氏をはじめアスペルガー症候群っぽい人が多いといわれています。

 このような特性を生まれつき持っていると生きづらく苦しむ人もいますが、自分の好きな分野に特化して卓越した技術を身につける人もいます。その理由は、発達障害の傾向がある人は、特定の分野での創造性と集中力が飛び抜けて高い人が多いため。また、他の人と比べて空気が読めない。だから人と同じことをしようとも思わないので、その他大勢がするような事業に手を出しません。結果的に、他社との競争がない分野のパイオニアになるケースがあります。

 そしてこのような能力を活かして事業がうまくいった人は、人生の意味・目的・価値観は不要で、「自分がやりたいこと・好きなことをやればいい」とアドバイスされています。また、事業がうまくいった秘訣を聞かれると、「空気を読まないこと」「他人の言うことを聞かないこと」といった意見もよく耳にします。もともと空気を読みづらい人でも、環境に影響されてしまいます。以前もお伝えした通り、人間の脳の基本的な機能として、人間は誰一人としてステレオタイプから自由になることはできないから。

 ですので、影響を受けづらい特性を持つ人が、「空気を読まないこと」を意識することで、事業がうまくいくケースはあるでしょう。しかし、そのような特性を生まれつき持ってなさそうな人は、「空気を読まない」ように意識すればするほど、その場の空気に敏感になってしまうでしょう。空気を読める能力を排除しようとしないで、受け入れた方が賢明だと思います。

 では空気を読める大多数の人が、人生の価値観を持たないとどうなりやすいのか? 現代で多いのは、「やりたいこと」が分からなくなりやすいです。現代は選択肢が沢山あるからなのか、自分の純粋な欲か世間に流された欲か分からなくなりやすいです。

 また「やりたいこと」が分からないので、恋愛のような病的な状態を好むようになりやすいです。恋愛中は1つのことに集中できます。他のことは一切構わず、自分の見方でしか物事が見らなくなってしまいがち。このように視野が狭い状態になっていること自体に、我を忘れるほどの心の高まりを感じて、気持ちよくなっています。もしくはその裏返しに、苦しさを感じています。どちらの気持ちでも1つのことしか考えていない状態で、一種のドラッグのように恋愛に依存する人もいます。

 今では恋愛以外でこのような快楽を味わおうとする傾向もあります。ギャンブル以上に期待感を刺激するといわれる「SNS」「ゲーム」の依存もその1つですが、恋愛に近い「推し活」はその典型的な例ですね。もっと強い恍惚感を求めようとすると、「クラブ(ホスト)通い」。さらに衝動を抑えられなくなり、「クラブ狂い」、信仰ではなく「宗教狂い」、「犯罪(テロ・暴力)行為」など。「推し活」や「クラブ通い」は趣味の範囲だと問題ないですが、視野が狭くなって「これが私の人生!」といった状態になると、知らない間に自分だけでなく、他人にも実害が出る状態に発展する可能性もあります。

 例えば、池袋駅周辺の「推し」の広告ポスターをカメラで撮っている一見おとなしそうな人が、「ジャマ!」「どけ!」とポスターの前を通る人に向かって、豹変したように怒鳴っている姿を何度か見かけました。おそらくご自身の心の高まりを通行人に妨害されたと感じるほど視野が狭くなって、その瞬間は我を忘れて暴力的な発言をしていたのでしょう。リアルの人間関係を煩わしく感じているためか、我を忘れるほどの興奮を好む日本人が増えているという調査結果も。逆にいえば、ご自身が大切にしている価値観なく、生活している人が増えているともいえます。

 価値観を持たない理由は以前お伝えしましたが、先述した通り選択肢が多い現代では、しっかり自分と向き合わないと、「やりたいこと」が分かりづらい時代だと思います。運命的な出会いで「自分が一生を捧げてやりたいことはこれだ!」と確信して、脇目も振らずに行動してうまくいった人のエピソードを耳にしますが、そんな人はレアケース。私を含めて多くの人は運命的な出会いを待つより、自分の内面と向き合って、やりたいことを見つけていった方が効率的。

 具体的には、情熱を傾けられるほど「好きなこと」、他人より自然と上手くできて苦しくない「得意なこと」、さらに何のために生きるかという自分が大切にしている「価値観」。この3つが交わるところが、「やりたいこと」になりやすいです。

 また自分が大切にしている「価値観」は、他人や社会に向けると「周りの人や社会をどんな状態にしたい」といった仕事の目的になりやすいです。ただ「好きなこと」を仕事にしてもお客さんに価値を与えられず、自己満足になるケースが多いです。多くの人にとって仕事探しで考えることは、まず自分が大切にしている「価値観」、次に「得意なこと」、最後に「好きなこと」。「好きなこと」は、時代や環境でコロコロ変わるものです。

 前回と前々回にお伝えした通り、私たち人間は価値観など思考で意味づけしたことを基に感情が湧いて、その感情をベースに行動する傾向があるので、自分が大切している価値観を理解していないと、その時々に湧いてくる感情や欲に振り回された行動をしてしまいがち。「好きなことを仕事に!」というメッセージは、やりたいことを余計に分かりづらくしている可能性が高いですね。

 ご自身が大切にしている価値観の探し方の1つとして、前回のように次の質問をしてみるといいかもしれません。「自分にとって、一番大切なことは何か?」「今でなければ、できないことは何か?」と。ご自身の価値観に基づく目的が分かってきたら、目的実現のために自身が行動に移すようにサポートするため、「その状態になるために自分は何をすればいい?」と質問してもいいでしょう。いくつか答えが出てきたら「その中で、自分が確実にできることは?」、そして「できることをどのように続けていくのか?」。その答えが、「月水金の朝7時から10分間○○する」のように具体的であれば、行動に移す可能性が高まります。

 ただ、一人でご自身の内面と向き合うのは、そんなに簡単ではありません。また自分の生活の質を下げている行動や考え方をご自身で変えることは難しいケースが多いです。そのようなときは、他人の視点を入れた方が簡単。

 その点、バランス力学整体院では一人ひとりの価値観とまではいかなくても、ご自身の悩み解決で大切にしているものを引き出すお手伝いをしています。そして各々の「なりたい自分」と、当整体院の価値観「カラダの悩みを2人3脚で根本的に解決することで、あなたの生活の質と幸福度の向上に貢献し続ける」の交わる価値を、カラダの状態もみて探すように努めています。その結果、カラダの悩み解決だけでなく、様々な嬉しい変化のご報告をいただいています。

 引き続きバランス力学整体院をご利用される人が、心身ともにより健康になることで、生活の質や幸福度の向上に貢献し続けられるように、当整体院は精進していきます。今後も当整体院の価値観に皆さまがお付き合いしていただければ、とても嬉しいです。

 『あなたがいつまでも元気でありますように・・・』

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

池袋バランス力学整体院
院長 山本浩一朗
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