池袋で結果が出ると評判の整体 バランス力学整体院

2019年ばらんすだより

Vol.6 「完璧主義を手放す3つの方法」

2019-09-07

 こんにちは! 池袋バランス力学整体院の山本浩一朗です。

 9月に入りましたが、暑い日が続いていますね。今年は9月13日が「中秋の名月」、いわゆる十五夜です。特に月が美しく見える日だといわれていますので、お月見をしてみるものいいですね。

 月は私たちのカラダと密接な関係があります。月に対しての地球の自転は24.8時間。人間の体内時計は24.8時間で月のリズムと同じだと言われています。バランス力学整体院のBGMは月のテンポを基に製作された音楽を流しています。この音楽と共鳴することでココロとカラダが心地よくなって、健康な状態に導かれていきます。

 しかし、太陽に対しての地球の自転は24時間。実生活のリズムは24時間です。カラダと社会の時間のズレを解消する方法として「朝起きたときに太陽の光を浴びる」が有名ですね。昔の日本人は日の出とともに手を合わせて笑顔でお天道さまに感謝のあいさつをする習慣があったそうです。これは世界でも珍しい習慣です。おそらく体内時計の知識がなくても、自然と調和しているカラダが知っていたので無意識に行っていたのでしょうね。

 さて、前回のコラムでは、思考回路が変わることで行動が変わることをお伝えしました。行動レベルのことを何回指導してもすぐに元に戻りますが、思考回路が一度変わってしまえば、個別の細かい対応をしなくても、すべての行動が変わってきます。その中で完璧主義のクセが強かった人が、バランス力学整体院のプログラムを通して改善して行動的になったとご報告していただくことが多かったので、なぜ当整体院で変わるのか私なりの考えをお伝えしました。

 ただ、「症状はよくなったのですが、まだ完璧主義の傾向が強いです」という人が数名いました。前回もお伝えした通り、これはある意味仕方のないことです。日本の教育では、完璧主義者で積極的に行動しない人の方が評価されることが多いからです。日本にはミスに対して寛容でない雰囲気があることが関係しているのかもしれませんね。行動すればミスは多くなります。ミスをしないでおとなしくしている人を「いい子」だと。その延長で小さなミスも許さない雰囲気がある会社には、完璧主義者が自然と多くなってしまいます。

 完璧主義を続けて、たとえ周りからよい評価を得たとしても、本人は苦しくなるばかりですね。そこで、今回はあらためて「完璧主義を手放す3つの方法」をお伝えします。

 まず1つ目は、完璧主義でなくベスト主義で考える習慣を持つことです。以前のコラム『理想と現実がつながった目標設定』でもお伝えしましたが、2つの違いをまとめると下記のようになります。

・完璧主義  = 現実、自分の感情を拒絶する  → 自分を甘やかす ⇒ 欲求不満な人生
・ベスト主義 = 現実、自分の感情を受け入れる → 自分を愛する  ⇒ 活動を楽しむ人生

完璧主義者は、現実を否定しているので常に不安なのですが、その不安な感情も拒否します。そのような不安な感情を抑え込む習慣が続くと、不安な感情が増幅してもっとつらくなります。現実を拒否しているので、いつも欲求不満で喜びや幸せを感じづらくなります

 逆にベスト主義者は、現実に目を向け自分が完璧でないことを受け入れています。そして、失敗やつらい感情は満ち足りた人生の一部で欠かせない要素だと理解しているので、ちょっとしたミスをしても深刻なミスだとは考えずに活動を楽しむことができます。また、現実世界の限界と制約を知っているので、達成できる目標を設定する傾向があります。

 さらに、先程のコラムでお伝えした心構えとして、目標・目的は人に褒められることではなく、自分が成長することに意識を向けるといいと思います。目標には下記のように大きく異なる2つの理論・指向があるといわれています。

・遂行目標:自分の能力を証明することに積極的(例:テストでよい結果を出す)社会的な承認欲求
・習得目標:自分の能力を高めることに積極的(例:失敗から学ぶことを求める)個人的な成長欲求

遂行目標の傾向が強い人は挑戦を避けますが、習得目標の傾向が強い人は挑戦を求めます。失敗してもその経験から学び、さらなる努力で立ち向かいます。習得目標を持つ人は多くを学び自分で考える力が身につきますので、自分にとってよりよい人生を送りやすくなります。周りの人に自分の能力を証明するのではなく、自身の技術や人間的な成長をしたいといった欲求をベースにした目標であれば、行動しやすくなります

 完璧主義の傾向が強い人は、非現実的な目標を立てて、まったく行動しようとしなくなりやすいので、前述した2つの心構えを身につけようとするだけで、行動しやすくなります。コツは自分に問いかけることです。「今の自分にとってベストは?」、「この活動は自分の成長につながるのか?」と。

 2つ目は、自分の「弱み」を受け入れること。例えば、「自分は強い」、「自分はマジメ」とか「私は頑張ればできる」という思い込みが強い人は、すべての人に備わっている「弱み」を受け入れることが難しいです。そうなると、何事も先送りする習慣が身につきやすいです。そして先送りすることでストレスを溜めて、自分を責めて心身を傷つけやすくなります。この習慣の結果、心身の不調を感じるようにもなります。完璧主義の傾向が強い人に多いタイプですね。

 「弱み」は今この時代で「弱い」とレッテルを貼られているもの、もしくは個人的に恥ずかしいという想いなどから勝手に「自分の弱み」と思い込んでいるものです。この「弱み」を隠したり、自分にはないものにしようとしたりしても無理です。だからといって、「弱み」と思っているものを無理して好きになる必要はありません。自分に「あっていいもの」として、自分の中に存在することを許可するのです。自分が「弱み」と認識しているものが、自分の中に備わっているものだと受け入れることで、完璧主義の思考回路が弱まります。

 3つ目は、環境を変えること。前述した通り、日本人は完璧主義になりやすい傾向がありますので、完璧主義者が少ない国・地域に移住すればいいです。しかし、それは現実的でない人がほとんどですね。簡単な方法は、先ほど述べた2つの方法、ベスト主義・成長欲求ベースに考えて弱みを受け入れている人と付き合うことです。私たち人間はどうしても環境の影響を受けてしまいます。強い意志を持って思考回路を変えようと努力するより、付き合う人を変えた方が自然に思考回路を変えることができます。

 例えば、どうしてもお金持ちになりたいのであれば、お金持ちの人としか付き合わないようにすれば、伝染するようにお金持ちの思考回路になり、行動が変わっていきます。完璧主義の人が気の合いやすい人は似たような人、つまり完璧主義者が多くなりやすいです。思考回路を変えたいと思っている人は、自分がどのような人と付き合う時間が多いかチェックしてみるのもよいでしょう。

 バランス力学整体院のプログラムを通して、「完璧主義が弱まって行動的になった」といった嬉しい報告を受けています。というのも当整体院のプログラムでは上記の3つの方法が組み込まれているからです。

 1つ目は、とにかく行動することを大切にしています。それもほとんどの人ができる簡単なこと。自分が心から望む目的も定まっていないにもかかわらず、完璧主義の傾向が強そうな人でも「わからないけどやってみよう」とプログラムを始める人もいます。そのような人は行動してカラダの変化を体感することで、現実に目を向けられるようになります。

 2つ目は、プログラムを経験した人はわかりますね。当整体院で痛みを改善することで、自分が想う「弱み」に寄り添えるようになる人が多いです。

 3つ目は、バランス力学整体院がその環境を創っていく必要があると思っています。前述したBGMなどの環境だけでなく、まず私自身が慢性的なカラダの痛みを作りづらい習慣を身につけていることが大切だと思っています。

 ご存知だと思いますが、過去の私は原因不明と言われるカラダの痛みに苦しみ悩んでいました。以前のコラムでお伝えした通り2つ目ができずに、「自分はできる」と無理に前向きに物事に取り組んでいたのが主な原因です。今ではおかげさまで、慢性的なカラダの痛みを感じることは、年1回程度です。ほとんど痛みを作ることがなくなりました。

 ですので、当整体院での施術などを通して私と付き合うことが、カラダに痛みを作らない思考回路を身につける環境の1つになれればいいと思っています。一人でも多くの人にとって、そんな存在になれるように精進していきたいと思っています。

 ただ、完璧主義の傾向を全くなくすことは無理です。私もその傾向はあります。また、完璧主義は「弱み」ではなく、メリットもあります。「やると決めたら妥協しないで最後までやりきる」、「細かい作業を丁寧に行うことを苦としない」・・・・・・などなど。完璧主義すぎる人は手放した方が生きやすくなりますけど、ある程度ゆるめることができた人は、パーフェクトに手放すことに固執しないで、自分の中に完璧主義的な特徴があることも許可していきましょう!

 『あなたがいつまでも元気でありますように・・・』

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

池袋バランス力学整体院
院長 山本浩一朗
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