Vol.1 「生活が充実する幸せの優先順位」
こんにちは! 池袋 バランス力学整体院の山本浩一朗です。
年が明けて1ヶ月ほど経ちましたが、寒い日が続いていますね。この季節はカラダを温めることが大切。例えば日光を浴びながらウォーキングなど軽めの運動をする、信頼できる人と肌を触れ合う・・・・・・などなど。また当整体院のメニューであるPFTのセルフケアもオススメ。花粉症改善だけでなく、血液の循環をよくしたり、筋肉の緊張をほぐしたりする効果がありますので、生活のリズムの中でトントンとタッピングを取り入れてみるのもいいですよ。
さて前回は、「幸福度を高める3つの戦略」をお伝えしました。「ココに通って自分で自分の機嫌を取ることができるようになってきました」「確かに不平不満を言っているときは、不安や問題と向き合うという苦痛から避けている傾向がありますね」「幸せそうな起業家は精神的苦痛が多い仕事の他に、身体的に負担が強いトライアスロンもやっている人が多いですね」など、ご感想ありがとうございました。
また、「脳内の幸せホルモンは様々な種類がありますが、何が重要なのでしょうか?」といったご質問も。この件は以前に少しお伝えしたことがありますが、今回はその際にお話ししたことをシェアさせていただきます。
人が幸せや不幸を感じるとき、脳の中で働いているのは神経伝達物質(ホルモン)。脳内から分泌するいわゆる「幸せホルモン」のメジャーな3つは、ドーパミン、オキシトシン、セロトニン。現代の文明に流されていると、「快楽」や「興奮」を覚えるドーパミンを求めるように偏りがち。そのため、「脅威」や「警戒」を覚えるアドレナリンなどのストレスホルモンも多く分泌される傾向があります。というのも、ドーパミンはアドレナリンなどがつくられる前の段階の物質。だから快楽を得ようとしすぎて、過度なストレス状態の人が多くなっています。
さらにドーパミンの特徴として、同じ刺激では満足できなくなること。より強い刺激を求めて、快楽のレベルが上がって満たされなくなってしまうのです。薬物・アルコール依存などで、日常生活が困難になる人もいますね。もちろん人間は「快楽」や「脅威」を感じる生物なので、その状態自体が問題ではないです。しかし強い刺激を求めすぎるあまり、過度に「闘争・逃走モード」で日常を過ごし、ストレス過多な生活習慣の人が増えているようです。
オキシトシンは、「つながり(絆)」や「思いやり(愛)」を覚える幸せホルモン。「人間は社会的動物」といわれるように、人間が人間らしくいられるのは他者との関わり合いがあるから。全くの孤立状態では、私たち人間は生きていけません。また孤独感は、肥満や飲酒・喫煙より健康リスクが高いという研究結果があります。現代社会では心を許して何でも話せるほど信頼できる家族や親友が5人いれば、孤独を感じづらくなるとのこと。SNS上で友達が千人いても、1人の親友には敵いません。
このオキシトシンは、人と触れ合うことで分泌しやすいです。サルの社会行動の一つに仲間同士での毛づくろい(グルーミング)があります。仲の良さを示す行動で、親愛の挨拶、親密になるためのアプローチ、仲直りなど、群れの中で社会関係を築くのに役立っています。私たち人間も握手やハグなどで仲間と触れ合うことで、幸せを感じやすいもの。
また、人間だけでなく動物との触れ合いでもオキシトシンは分泌しやすいので、無意識に社会的なつながりなどを求めて、ペットを飼う人が増えているといわれています。また他人との触れ合いより効果は落ちますが、自分で自分に触れあうことでもオキシトシンが分泌するとのこと。さらにカラダに良い香りを嗅いだり、美しいものを見たり聴いたりしたときにも、オキシトシンは分泌されやすいといわれています。
セロトニンは、「満足」や「安心」を覚える幸せホルモン。セロトニンが増えると自律神経を整えて精神を安定させる働きがあるので、ストレスを軽減しリラックスできるといわれています。ただ非常に刺激が少ないので、快楽を幸福だと信じている人には、もの足りない感覚です。現代生活では快楽などの強い刺激を重視するあまり、心が穏やかになる時間が少なくなっている人が増えています。
また、「第2の脳」と呼ばれる腸の状態も大切。腸は心身両方の幸福感を調節する機能があり、「幸せか不幸かは腸の状態で決まる」と述べている専門家もいるほどです。実は脳の中で働いている神経伝達物質の多くは腸でつくられていて、セロトニンの素は腸で約90%も製造されています。お腹の不調に伴って、過度なストレスを感じた経験がある人も多いかと思います。現代人が不足しがちな水溶性食物繊維を多く摂るなどして、腸内細菌を増やして腸内環境を整える生活習慣が、心身の幸福度が高まることにつながります。
さらにビタミンDは免疫や脳が正しく働くために欠かせない必須栄養素で、セロトニンの分泌を促し精神のバランスを整える効果があります。現代人にビタミンDが足している主な原因は、太陽の光を浴びない生活習慣。産業革命からビタミンD不足の人が増えていたようですが、約30年前から始まったといわれるIT革命によって本格的な「動かない生活」が始まり、現代人の約90%がビタミンD不足になっていて、それが原因で体調を崩している人も多いです。
晴れた日であれば、30分ほどの日光浴(散歩)でメラトニンが分泌し、ビタミンDの量が健康レベルに保たれます。冬は日照時間が短いため、日に当たる時間が少ないことが、感染症や精神疾患にかかりやすい原因の1つといわれています。実際、世界一幸福度が高い国といわれるフィンランドですが、日照時間が少ないので、フィンランドで暮らす人は冬季うつが発症しやすいようです。
「幸せホルモン」の代表的な3つで私たち人間にとって大切な順番は、セロトニン、オキシトシン、ドーパミン。言い方を変えると、健康、つながり、娯楽・目標達成。まずはセロトニン的な幸福で心身の健康を整えて、オキシトシン的な幸福で孤独を防ぐ。その土台があった上でドーパミン的な幸福を感じると、生活が充実しやすくなります。しかし手軽に快楽を得られる現代では、2つの土台を軽視する傾向があります。例えばSNSで快楽や疑似的な親密さを得ることに夢中になって、メンタルが安定しない人が増えています。
実際、セロトニンは他の神経伝達物質をコントロールして精神を安定させる働きがあるので、セロトニンの低下で精神疾患を引き起こすといわれています。ストレスと向き合えて精神が安定している状態であれば、刺激的な快感を過度に得ようとしません。しかし必要以上に現実逃避してストレスが溜った状態になると、刺激的な快感を得ようとして、何かの依存症になってしまう可能性が高くなるといわれています。
日々のストレス解消などをドーパミンに頼る傾向がある人は、別の幸せホルモン「エンドルフィン」で快感を得ることがオススメ。ドーパミンがもたらす快感は心理的な興奮、エンドルフィンがもたらす快感は生理的なリラックスという側面が強いといわれています。エンドルフィンは「若返りホルモン」ともいわれ、若々しさや活力を保ちやすくなります。
エンドルフィンを分泌させるのは簡単。普段からよく運動したり、歌ったりダンスをしたりすれば、エンドルフィンの分泌が促進されます。また前回お伝えした幸福を感じやすい状態である感謝した瞬間にエンドルフィンが分泌し、多幸感をもたらすだけでなく心身の緊張を和らげる働きがあります。
さらに鎮痛効果があり、痛みを緩和する働きがあります。科学的に慢性痛の改善には、運動が効果的だというのも頷けますね。逆に運動不足などでエンドルフィンが不足すると、痛みの許容レベルが低下することで痛みを感じやすくなるだけでなく、生活の中で快感も覚えづらくなりやすいといわれています。
バランス力学整体院で扱う「慢性的なカラダの不調」の原因の多くは脳の不調ですので、症状改善には脳内ホルモンのバランスはとても大切。当整体院では、セロトニンに対しては「みろく呼吸法」「ヒーリング・ベッド」。深呼吸でも効果がありますが、みろく呼吸法では息を止めることでセロトニンの分泌をより効果的に促しています。ヒーリング・ベッドでの脳波はアルファー波とシータ波が強く出て、脳からセロトニンが自然に分泌されやすくなります。
またオキシトシンに対しては「骨盤バランス療法」「カラダ認識法」「PFT」。私が施術で皆さまのカラダに触れることでオキシトシンが分泌されますが、先述した通り自分で自身のカラダに触れるカラダ認識法・PFTのセルフケアでも効果があります。
ドーパミンに対しては朝夜の「魔法の言葉」、エンドルフィンに対しては「各種エクササイズ」。また一人ひとりに合わせて、個別にご提案させていただいています。さらに音楽や香りなど院内の環境で、幸せホルモンの分泌を促しています。
ただ幸せホルモンだけに偏ることも危険。実際セロトニンやオキシトシンが過剰に活性化することで、逆にイライラしたり無気力になったりするケースもあります。自己成長につながる不安や緊張といったストレスがないと、健全な活力は生まれにくいもの。前回お伝えした通り幸福度をアップするには、自分にとって意味のある苦痛が不可欠です。バランス力学整体院では、ご自身に不都合な現実と向き合うという「苦痛」を2人3脚でサポートさせていただいています。
おかげさまで、当整体院のプログラムを経験した皆さまから症状が改善した喜びの声だけでなく、「幸福体質に変わりました」「精神的にラクに過ごせるようになりました」といった声を沢山いただいています。本当にありがたいことです。
バランス力学整体院では健康のサポートを通じて、皆さま各々に適した幸福な状態に導けるように今後も精進しますので、引き続き応援よろしくお願いします。
『あなたがいつまでも元気でありますように・・・』
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
池袋 バランス力学整体院
院長 山本浩一朗












