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2017年ばらんすだより

Vol.7 「自分の信念で心身が疲弊するパターン②」

2017-12-22

 こんにちは! 池袋バランス力学整体院の山本浩一朗です。

 2017年も残りわずかになりましたね。年末年始を迎え、いかがお過ごしでしょうか? 大晦日にはお寺に、正月には神社へ初詣に行かれる方も多いかと思います。ただ人気スポットは混み合っていますね。人混みが苦手な方は、今年中にお礼参りに行かれることをオススメします。

 この1年の間に嬉しいことだけではなく、つらいこともあったと思います。ただ、無事に生きていること、生かされていることに感謝の気持ちを伝えるのです。そうすると、自分の気持ちがよくなっていきますね。逆に眉間にしわを寄せて、現状の不満をベースに願い事を伝えると、ご自身の気分が悪くなります。願い事をするときも、ご自身がご機嫌になるように工夫して伝えてみましょう!

 さて、前回のコラムでは、自分の考えや信念に固執することで、心身が疲弊する3つのパターンをお伝えさせていただきました。今回も様々なご感想をいただきました。「私のことを言われているみたい」,「自分に当てはまっています」……などなど、ご自身のことと感じられた方が多かったです。さすがですね!

 お伝えしたパターンは、私たちに大なり小なり経験のあることです。自分自身の気持ちをごまかして生きている人は他人事に感じられるかもしれませんが、自身と向き合う機会が多い方は自分事に感じることができる内容だったと思います。素敵なご感想をありがとうございます! そして、「別のパターンはありますか?」というご質問をいただきました。今回は、その時にお話しさせていただいた内容をここでシェアさせていただきます。

 「~すべき」など強いこだわりを持つと、自分の考えと人との考えに境目がなくなることがあります。他人は自分と違う気持ちを持っているかもしれないということは気にも留めない状態です。自分と他人の気持ちの間に線引きをしないで、自分がよいと思っていることは皆よいという感覚を持っているので、自分の信念に基づいていない人がいることを信じられません。そのような時は、「私にはあの人の気持ちが手に取るようにわかる」という表現が口癖になりやすいです。

 このような状態が習慣になると、自分が感じていることが「自分の感情」なのか「他人の感情」なのか分からなくなってしまいます。自分と外の世界の区別が難しくなって、深い人間関係を持つことが不可能な状態になります。さらに、自分自身との接触も困難になります。この傾向にある人は自立できずに、他人にお節介をしたり世話をしたりすることで、自分の存在意義を見出す依存的な生き方になりやすいです。

 このように自分と他人との区別ができなくなるのは、日本人に多い傾向があります。これは人に献身的な生き方がよいという価値観が強いことも関係していると思いますが、最も強く影響しているのは日本語だと思います。日本語では主語を使わずに会話すること多いからです。逆に英語圏では、主語を使って会話するので、人それぞれ価値観が違って当然と個性を大切にする傾向があります。

 ですので、自分と他人との境目がなくなる傾向があるときは、主語を使って会話したり、「私は私、あなたはあなた」と自分に言い聞かせたりすると、区別できるようになります

 また、常識や一般論をみんなの共通の感情としてとらえる場合もあります。例えば、「男の幸せは金持ちになることだ」。これは、その考えを持つ人の欲求です。「私はもっと金持ちになりたい」+「私はもっと幸せになりたい」という個人的な想いです。三人称で表現する癖がある人は、「責任を持って断言できない」という気持ちが強く、「私は」という主語を避けている可能性が大きいです。

 これは、他者との接触を避けることで、核心に触れないように話題・問題をずらしている状態。この状態には、思考の世界に入るときや、何かの役割(妻・夫・母・父・社会人など)を演じているときになりやすいです。もちろん三人称で表現することは、社会生活を営む上では効果的な場合もあります。他人に自分の気持ちを明確に伝えず、自分の気持ちに責任を負わなくて済みますので、その瞬間は精神的に楽かもしれません。

 しかし、これが習慣化すると、頭の中で2つの価値観が堂々巡りする感じになって、本当に自分が何をしたいのか分からなくなって、自分自身が苦しくなります。自分の気持ちをストレートに表出しないので、本人はもちろん、相手もスッキリしません。さらに、気持ちを表現しないので、周りの人と誤解を生むことも多くなっていきます。

 「あの人」など三人称の主語が続く傾向が強いときは、主語を「私」「あなた」に変えて、自分の内側・外側の世界に直に触れて起こる感情・感覚を味わうという体験を増やしていくことが大切です。

 もちろん、強い信念で苦しむことは、前回と今回のコラムで挙げた5パターンだけではありません。様々なパターンが複雑に絡み合って、外側の世界と自分という内側の世界が自然な交流を持てなくなって、混乱や苦しみが生じます。いわば、自分でないものを自分の一部に取り込んでいる状態。さらにどこまでが自分の体で、どこからが自分の体外かわからない状態です。

 この状態が強くなると、治癒力が機能せず、自己成長を妨げられ、心身に異常が出る場合が多いです。その際は、自分でないものを自分の身体の外に出すために、その背後に隠れている自分を苦しめている信念に気づくことが大切です。気づけば自ずとその考えは緩んできます。「こうすべきだ」という絶対的な信念が、「こうした方が今の自分にはちょうどいいね」に変化していきます。

 信念を持つことは決して悪いわけではありません。今の自分にとって不要な信念をなるべく持たないことが大切です。10代のときは生きる力になった信念も、30代になれば自分を苦しめることになりかねないです。いま必要な信念かどうかは、心身が教えてくれるケースが多いです。

 特にわかりやすいのが身体です。自分で自身の身体を少しでも痛めているときは、自分の気持ちと向き合う絶好の機会です。前回お伝えした泥酔や暴食、さらには自分の体をつねったりどこかにぶつけたり、そして身体に異常がないにもかかわらず脳で痛みをつくったり・・・・・・。今の自分自身にとって、苦しみや生きづらさの原因になっている不要な信念を手放すように身体がアドバイスしてくれます。「このままだともっと苦しくなるから、もう止めよう!」と。

 池袋バランス力学整体院のプログラムでは、慢性的な体の悩みを改善する過程で、ご自身を苦しめている信念を緩めるサポートをしています。何年もこだわってきた信念を手放すことは勇気がいることですし、一人では難しい場合が多いです。

 しかし、皆さまは当整体院を上手に利用して、身体の症状を改善するだけでなく、生活の質をどんどん向上している姿をみせてくれています。その過程をみているときが、私にとって至福の瞬間です。本当にありがとうございます!

 そして、今年も私は素敵な出逢いに恵まれました。私自身いまの能力で精一杯お手伝いさせていただきましたが、私の未熟な部分に気づかせていただいたり、成長させていただいたり・・・・・・。私にとって色々なことを様々な形で教えてくださる皆さまには本当にお世話になりました。また、皆さまから温かい励ましなどに支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 池袋バランス力学整体院は、さらに心が康らかで体が健やかな状態(健康)で皆さまが生きていけるキッカケになれるよう進化していきますので、来年2018年も引き続き応援していただければ、とても嬉しいです。

 『あなたにとって2018年が素敵な年でありますように・・・・・・』

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

池袋バランス力学整体院
院長 山本浩一朗
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